一戸建てを購入すると聞くと、まさに絵に描いたような家族が住むようなイメージを持つ方も多いでしょう。確かに住宅街を見て回ると日曜日には併設する公園などで親と遊ぶ子供達の姿も見ることができますし、家族で買い物に行ってきたような姿も見ることができます。こうした景観があると、一戸建ては家族ができてから購入するものだと考えられても仕方がないのかもしれません。ですが、購入しようと思えば1人暮らしの方でも問題なく購入できます。
一定の収入のある、家を建ててほしいというお客様をハウスメーカが無下にするわけもありません。ですが1人暮らしで一戸建てを購入するというのはどんな状況なのか、多くの方は想像が難しいでしょう。それには、まず一戸建てを購入したらそこに住むものだという先入観を捨てなければなりません。本来持ち家というのは法に触れなければ基本的にオーナーの自由に扱うことができます。
そうすると、是非ともそこに住む必要はないわけです。ですがそのまま放置しておくのは衛生的な問題もありますし、何より大金を使って手に入れたものが無駄になります。そこで賃貸として貸し出します。例えば土地建物合わせて1500万円で購入したとします。
家賃を月6万円に設定すると1年間で72万円ですので、約20年で元になります。そしてそれ以降の家賃は純粋な収入となります。あくまで一例ではありますが、物件と家賃設定によってはもっと効率のいい利回りを実現できることもあります。一戸建てはローンを完済してしまえば家賃がかからないから老後のためになるという考え方もありますが、同じ老後のためでも収入として考えることも可能であることは記憶しておいた方が良いかもしれません。